坑井掘削
地熱井掘削
自然との調和を考えて我々は取り組んでいます
当社では地熱開発に関するあらゆる種類の坑井を掘削してきました。その間、時代の要請に応じて技術の研鑽を重ね、運転中の地熱発電所の生産・還元に対する干渉を避けるための高度な傾斜掘り・逸泥対策、そして長年に渡って安定した蒸気を供給するための丈夫で確実なケーシングセメンチング工法などを駆使し、皆様が望まれる坑井に仕上げるようたゆまぬ努力を続けています。
また、近年各地で掘削されるようになった大規模深部井は、深度3000m、温度350℃を超える世界です。この厳しい条件下でも、卓越した技術で優勢な生産井を仕上げることに成功しております。
・工事歴
北海道森地域、岩手県葛根田地域、松川地域、安比地域、八幡平地域、秋田県田沢湖地域、湯沢雄勝地域、皆瀬地域、宮城県鬼首地域、山形県猿倉地域、長野県王滝地域、大分県豊肥地域、鹿児島県大霧地域、山川地域等
調査井・温泉井掘削
当社は設計・施工・計測・評価のすべてに、お応えします
限りない飛躍が期待される地熱開発、その実現にはまだまだ調査・研究が必要とされています。また地熱に限らず地下の研究は、宇宙開発に比べると端緒に着いたばかりです。
大規模深部井は、これからの地熱開発を変えていくことでしょう。
また温泉開発では、近年は深く、大口径でしかもガスの噴出など高度な技術が要求されるようになりました。我々は地熱井掘削で培われた技術を持って、温泉井を迅速かつ安全に掘削いたします。
1995年に岩手県葛根田地域で掘削された、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の深部地熱資源調査井WD‐1は、深度3729mで地層温度500℃以上を記録しました。これは深層掘削における世界最高温度掘削記録です。この大深度、超高温度環境下での掘削にも当社の技術が活かされています。
地震観測井掘削
災害防止にも当社の技術が活かされています
火砕流により多くの尊い人命を奪った雲仙普賢岳の噴火災害、低周波微動の活発化が観測された富士山、現在も火山活動中の浅間山など、国内は火山災害と隣り合わせです。この火山を科学的に深く理解することが噴火予知にも重要です。当社の高温掘削技術、傾斜掘り技術、コア採取技術などが火山観測のために各地で貢献しています。
また、近年活動期に入ったと考えられている地震の観測井掘削にも当社の技術が活かされています。
・工事歴
岩手山火山調査、八幡平・雄勝・肘折高温岩体調査、磐梯山地滑り調査、硫黄島地熱調査、富士山火山調査、中ノ湯水蒸気爆発調査、雲仙岳火山調査、地震観測井(北海道、岩手県、大阪、淡路島、大分県等)